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吉野桜@オカルト風味

 

#学生時代の友人たち(私ナ、とO子、P子 Q子)と吉野まで一泊二日で花見に出かけた。久しぶりに1日2万5千歩歩き、翌日はひどい筋肉痛に。でもまだ何とかみんなについて歩けるな。毎日この調子で歩いたらどんなに痩せることだろう。

 

 

花見を終え、帰りは伊丹17時だったので、13時前発特急で天王寺へ戻る。14時過ぎに天王寺着、1時間ほどあったので四天王寺、通天閣など周辺をぶらぶら散歩す。駅に戻ろうと歩いていると、今となってはどこをどう歩いたか分からないが、通天閣とあべのハルカスの道程で、人道用のトンネルに入ることになった。鉄道架線を東西に抜けるためのものだと思われる。細い入り口は人通りも少なく薄暗く 何となく入りたくなかったが引き返すほど時間も意味もなかった。

 

トンネルに入ると向こうから、猿の吠えるような声がする。ホウホウ、という薄気味悪い大きな声は数頭いる感じで こんな町中に猿なんかいるんだろうか?天王寺動物園が近くにあったから逃げ出したのかなと思いつつ、喋りに興じていた私たちは少し緊張して誰ともなく静かになった。

 

向こうから来た一団は猿ではなく、高校生だった。何人くらい居たかよく覚えていない。たぶん10名前後ではなかっただろうか。私たち4人は2列になって歩き、一団とすれ違った。前列に5,6人、中に3,4人、後列に3,4人、かな。猿の吠え声と思ったのは中の列の一人がホウ、ホウと猿そっくりの声で叫んでいるのである、すれ違いざまその少年と私は目が合い、不思議な狂気を感じ取った。例えるならばどっどどどどう、の風の又三郎のような。後列の3人は少し申し訳なさそうな表情を見せ、一団は去った。

 

暗いトンネルを抜け明るいところに出て、

Q子「今の ちょっと危険を感じたわね? 私、何かあったら踵を返してすぐ逃げようと心の準備をしていたわ?」

 ナ「えーーっ!? 私は、何かあったらやっつけてやろうと、戦闘態勢だったのにー・・・」 分からないものだ。

17,8の少年たち十数名を相手に戦っても考えてみれば勝ち目はないだろう、落ち着いて考えればそうなのだが、その時私は少しも退く気はなかった。

O子「O型(血液型)ってそうなんだよね、何かあったら戦闘態勢!ってなるの、血だよ。」(笑) そうかな。

 

 

 

#Q子と二人で歩いているとき、マンホールの話になる。

Q子「マンホールって街によってふたの絵柄が違うんだよ。私、よく写メるんだ。」

 ナ「私も! 私も!! そういえば最近、どっかで面白いの撮ったな? どこだっけ?(・・・と携帯の画像を探して)あ、そうそう、これ! こないだ私、出雲に行ったのよ、それでナンチャラ灯台・・・・日御碕、だ、そこと美保の関灯台に行ったんだけどね、日御碕の方かな、・・・ この絵は、、、」と見せると

Q子「えっ いつ行ったの? 私も同じの撮った! 待ち受けにしてた!」 えっ。

 ナ「えーっと、、、あ、ここに日付がある、3月20日だ。」

Q子「えっ 20日?? 私19日に行ったの、日御碕灯台・・・」

昨夜のおしゃべりの中で、そういえば夫の父親の納骨に出雲に行った、と話していたっけ・・・でも なんだか・・・ぞぞぞっとした。もう一足ですれ違ってしまったが、ばったり出くわしてもちっともおかしくないタイミングだった。もし番号札を渡していたら、彼女と私は数十番くらいしか違わないだろう。

 

日本には1億人いる。その中で示し合わせたわけでもないのにあんな鄙びた、出雲を訪れる人誰もが観光に行くというわけでもない灯台に、一日違いで私たちは訪ね、同じマンホールの写真を撮った。しかも、年に1回連絡を取るかどうかの間柄で、そのことが判明したというのもすごい。

 ナ「美保関灯台も行ったの?」

Q子「そっちは美保関神社にしたわ、私神社大好きだから。」

 ふーーーーーーん・・・・・

 

 

 ナ「なんだか特別な縁を感じるな・・・」

 実は私は同期同士の、Q子とKのキューピット役をやっているので、(KとQ子の話になって、Q子は相当いい子で頭もいい。あんたが相手じゃ彼女が何と言うかは分からないが、カップルとしては非常にいいと言ったと思う)実際 彼らは非常にいいカップルになった。しかし、Q子夫婦だけでなく、私も、P子も、O子も、どれも楽な人生ではなかった。大学を出たときは前途洋々、未来はどこまでも楽しく好意的に迎えてくれたと思っていた。食っていく、というのは何と大変なことだろう。人生とは、なんと難儀なものだろうか。

 

そういえば、さる日記友達も一日違いで吉野に出かけている。縁とはそういうものなのか。

 

 

#その、Q子は、最近高野山に友人と出かけたそうな。

 

Q子「不思議な体験をしたのよ。宿坊に泊まったのね。階段の途中に廊下があって、廊下沿いにいくつか部屋があるの。廊下の一番階段側の部屋で、障子を開けるとすぐ階段を上がり降りする人が見えるのよ。隣も同じような感じの女性二人連れだったの。友達と夜寝る段になって、明かりを消して布団に入って、疲れていたのですぐ寝付いたんだけど、一晩中階段を上り下りする音がドンドン、ドンドン、って聞こえるの、すごい音なのよ。五月蠅くて五月蠅くて。奥の部屋の人が階段下のトイレに行くんだろうと思ったんだけど、あんまり五月蠅くて『ちょっと静かにしてください!』って怒鳴ろうかと思ったくらい。

 

 朝目が覚めて友達と、『昨夜五月蠅かったねえ!まあトイレに行くなら仕方ないけど、すごい人数だったよね、』って話になって、隣の部屋の女性二人連れとも顔を合わせたので『夕べ足音が五月蠅かったですね』って話したら、向こうは『え?すごく五月蠅かったけど足音は全然しなかった、人の話し声がすごく五月蠅かった』って言うの。お互い顔を見合わせて 『え?』ってなってね、私あれ、と思って廊下に出て奥の部屋を見たら、奥には二人部屋が3つしかないの。でも夕べ聴いた足音は何十人って感じなのよ。一晩中だもん。なんだかゾーッとした。」

 

ふーーーーーーん・・・・

 

 

#私たちが泊まった吉野の宿は、秀吉が利休に命じて作らせたという古い宿で、古い金屏風や立派な道具が飾ってあった。間際に決めたのでどこも宿はいっぱいで殆ど選択の余地はなかった。部屋は十二分に広かったが外廊下にトイレ臭がして、なんだか出そうな宿だな・・・と内心びびりん(笑) しかし、吉野の中に泊まるべき、という旅慣れたQ子の判断は的確で、翌日私たちが下山を終えた頃数十メートルに及ぶロープウェーとバスに乗る人の列が出来ていた。天気はぎりぎり持った感じで帰る頃青空が広がった。

 

Q子がここの柿の葉寿司は美味しい、というので、列車の中での昼食に柿の葉寿司を買った。柿の葉寿司は確かに非常に美味しく、何度も食べたことあるのに今までで一番美味しい。美しい桜と、山ほどのおしゃべり、柿の葉寿司と想い出の圧倒的な重みを引きずって週明けの仕事をこなしている。旅の話は今後も、少しずつ出てくると思う。

 

 

 


 

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