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風呂は服を着て入る。

 

#婿のお母さんにごく初期の大腸がんが分かった。手術をしたくないと言っているらしいが、とにかくそうも言ってられないので捕まえて手術することに。しかし気持ちはよくわかる。私ももしそっちの立場だったらどうするだろう。私はもう既に3回も切っているのだ。(帝王切開が2回と胆石症による胆嚢摘出)麻酔が切れるとき頭痛がひどくて、死ぬのとこの頭痛とどっちがきついだろう。

 

近頃冬場の風呂のヒートショックとかで、入浴中に死ぬケースが取りざたされるが、わざと風呂場を寒くしてヒートショックを起こして、入浴中に死ぬというのも悪くない。

 

事務所のK子「でもですよ、・・・裸ですよ? ちょっと恥ずかしいですよ、見つかった時・・・。」

 

なるほど。婆さんになると言われるまでそんなことも思いつかなくなる。っていうか痛くて苦しいより裸で恥ずかしいほうがいいんじゃないかなあ・・・・。

 

だって死んでるんだもん。何の恥ずかしいことがあろうか?

 

やっぱちょっと恥ずかしいか・・・・・。

 


服を着て風呂に入ったらどうだろう? 良い考えじゃない? それ用のデザインを考える。裸になったら体はちゃちゃっと洗い、湯に飛び込んでさっと羽織るように着るバスローブ。

うっかり死んでしまったときのための入浴服。  ・・・・どうだ? 

 

こうなるともう、湯灌も死に装束も要らない。最初から白くしておけば乾いたらそのまま棺に入れてよし! どうだ!

 

 

 

 

#夫と結婚するとき祝いをくれた職場の先輩の奥さんが亡くなったと聞く。

ナ「少しずつ、一つ上の世代に死の波が来て、私たちの足元も波打ち際って感じ、するね。」

夫も同じような感想だったらしく、ただ うん、と頷く。今まで近い年齢の人が亡くなったと聞いても 早世する運だったんだな気の毒に、と思ったけれど、そろそろその運になくてもみんな等しく起きるほど年を取ってきた。

 

 

 

 

 

#事務所のK子さんと話していて。この人は30才過ぎで 一人娘をシングルで育てている。養育費は一銭も貰っていない。

 

K子「ナスカさんは娘さんを薬剤師さんという立派な資格を持たせたのに、それでも万一離婚したとき、やっていけるかどうか心配なんですか?」と聞かれて。

 

ナ「うん。だって・・・・」と言いかけて、はっとした。

 

この時までつきつめて考えたことはなかったが、私はもしもナスコが結婚に失敗して帰ってきたら、その子供たちは自分で育てる気でいる。育てる気まんまんだ。そうしなくてはならないと、思い込んでいる、というか私の中で腹は決まっている。私の心の奥深いところで。ナスコは必ず子供を(向こうにやらずに)連れて帰ってくるだろうし、一人では無理だ。私は物心両面で必死で補佐するだろう。

 

しかし、ナスキの子に対してはそうは思っていない気がする。私が、ナスコの子は私が育てなければならないと強く思えば思うほど、ナスキの子は(離婚することになる)ナスキの奥さんの実家が面倒を見るはずだと思っている。まあ順当に言って子供は母親につくからそう感じるんだろう、と思ってから。

 

あっ、と思った。

 

私はナスコの夫には頭がいい人じゃないと絶対にダメだと言い聞かせてきた。健康で、頭が良くて、性格もよくなければ絶対にダメだ、と。たばこ屋の古い読者はそこのところをよくご承知だろう。

しかし、ナスキの嫁にはほとんど注文がない。「ナスキが良ければそれでいいんじゃない? ただ、頭の悪い嫁からは頭の悪い子が、行儀の悪い嫁からは行儀の悪い子が、体も心も弱い嫁からは弱い子が、浪費家の嫁からは浪費家の子が育つことだけは覚悟しておきなさいよ? あんたは男なんだからうまく行かなければとっとと別れて、次のを探せば?」とだけ言ってあった。

 

理由は 自分でも分からなかった。ただ、そう思った。

 

 

しかし今こそその理由が分かった。今の日本の社会では高校までの学歴で良ければかなり何人でも育てられる。ピアノ、公文、サッカーなどのお稽古ごと、専門学校や私立大学など上の学校にやろうと思ったとき、一気に厳しくなる。年を取った私たち夫婦には、引き取った孫を私立の大学に行かせる余裕はたぶんない。自力で国立大学に入ってもらうしかない。身の回りの離婚した奥さんに聞くと癪に障るほど別れた子供の養育費を払う父親はいない。みんな女が一人で被っている。私の孫が自力で上の学校に行くには、丈夫な心と体と頭を持って生まれてきてくれなくては、誰より私が困るのである。だから父親の資質を要求する。

 

 

しかし、ナスキの子は嫁の実家が見ることになるから なんの、私はそんなことは心配しなくていい。あっちの孫はサヨナラだ。どうでもいいは言い過ぎか。だから、「嫁さんはあんたが気に入った誰でもいいよ」になるのだ。男はいくつになっても子供は出来る。納得のいく奥さんと子供に会えるまで、何度でもやればいい、・・・・と考えて私は心底自分の遺伝子判断の冷たさにびっくりした。こんな複雑なことを頭で考えず、脊髄反射でここは右、左、と決断していたのだ。人間とはなんと本能的な動物なのであろうか。

 

可愛い可愛くないは別にして、ナスコが子供を連れて帰ってくれば私はその子が独り立ちするまで必死で育てるしかない。

 

 

 

 

職場の女の子「じゃあ、娘さんが帰ってきたらナスカさんは一緒に暮らして面倒をみるんですか?」

 

「うん。私が引き取るわ。私が引き取って、娘には次の男に行け、と言う。勿論次の男が見つかってその人が一緒に育ててくれるといえばそうしてもらうし、駄目なら私が一人で(夫と)育てるわ。娘には全力で支えるから、何度失敗してもペケは全部引き受けるから、幸せになるまで(結婚でも独身で仕事でも)、何度でも挑戦せよ、というつもり。」 そうでなければ可愛い娘を他家へ嫁になんかやれない。

 

そういえば私は自分の時も、ここはとにかく来た船に乗ろう、駄目ならやり直せばいい。何度でも。と思っていたっけ。何度でも、何度でも何度でも!

 

 

 

 

 

#孫のA君は、今1歳3ケ月。この年のナスキと比べると少し足が弱い。ナスコにもっと歩かせるよう勧める。色白でひ弱な感じがする。ナスキは1歳の時、100メートルくらい走っていた。言葉はちっとも話さないが、同じ頃のナスキより理解している気がする。天気予報の番組が大好きで、お母さんと一緒、と天気予報が始まるとテレビの前にかけつける。ママが大好き。ババはやきもち焼くくらい。でも彼の実家のお母さんが病気でしかも遠いので、あまり私ばかり仲良くなるのもどうか、と思い、少し離れている。ガラクタが沢山あるので、ママの実家は宝の山だと思っている。かわええ。

 

 

 

 

 

 

 

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